長野市
株式会社 新工務店「信州。新の家」
株式会社 新工務店「信州。新の家」 (長野市)
千曲市 / S邸 / 夫、妻、長女
無垢材の赤マツをふんだんに使ったSさん邸に入ると、優しい木の香りに包み込まれた。思わず深呼吸したくなる。「初めて来る方はみんな言います。木の匂いがするって」と奥さま。木の温もりによる心地よさだけでなく、空間を有効活用した実用性も兼ね備えた住まいとなった。
「子どもに健やかに育ってほしい」との思いから、木を使った家を希望していた奥さま。無垢材の家づくりが特長の新工務店を仕事の関係で知り、「スタッフさんもとてもいい方で、新工務店で家を建てるのが夢だった」と話す。
敷地の都合上、北玄関となるため間取りには苦労した。打ち合わせを重ね、ようやくご夫妻の要望をくみ取った図面ができあがると「予想以上だった」という。その要望のひとつが、1階の家事動線。ホールからパントリーを通りキッチンへぐるりと回りこめるため、家事効率がアップ。和室はリビングとつなげることもでき、吹き抜けと相まって開放感が生まれる。
新工務店の“粋”な計らいも随所に。珪藻土のクロスは赤マツに合うように色を配合した。机やソファーにも無垢材を使用し、「これ以上ない家」とご主人も大満足。
「床の上でゴロンとなるのが長女のお気に入りなんです」と笑顔の奥さま。木の温もりは、家族の温かさにもつながっているようだ。(ナガノの家 Vol.15 2021年春・夏号掲載掲載)
床材に自然素材の赤マツを使用したリビングは木目がとても美しい。壁や天井は、湿気や匂いを和らげる珪藻土のクロスが貼られており、快適な空間となった