株式会社木族の家 (松本市)

山形村 / I様邸 / 夫、妻、次男、次男の妻

吹き抜けのリビングを共有する温もり溢れる2世帯住宅

 神奈川で生まれ育ったIさん。次男の仕事先が信州だった縁で何度か訪れるうちにこの地が気に入り、「定年退職後は信州で暮らしたい」と夢を膨らませるようになった。偶然通りかかった朝日村で分譲地を見つけ、上下水道は通っていることや見晴らしが良いこと、また緩やかな高台にあって豊かな自然を一望できる風景が気に入り、購入へ至った。
 施工会社選びでは、「長野で建てるのだから、現地の会社が信頼できるはず」と地元の工務店1本に絞って情報探し。無垢の木をふんだんに使って建てる木族の家の住まいに興味を持ち、完成見学会にも出かけて納得し、契約につながった。
 神奈川住まいのため、顔を合わせての相談はなかなかできず、打ち合わせはメールが中心。やり取りは180回以上にのぼった。しかも計画途中で次男の結婚が決まり、2世帯住宅へ変更という嬉しいハプニングも。「プラン変更にも、とても丁寧に対応してもらえました」とIさんが振り返る。
 そうしてできた住まいは、吹き抜けのあるオープンなリビングを共有しつつ、1階と2階で各世帯をゆるやかに分離。2階の吹き抜けに面した部分はフリースペースに、キッチン一体型のリビングは個室になっていて、時間帯や場面に応じて共有空間とプライバシー空間を使い分けできる。
 現在ご主人は神奈川と信州を往復する暮らしだが、あと数年で完全移住を予定。「理想の住まいを拠点に、山歩きやスキー、渓流釣り三昧の生活が楽しみ」と目を輝かせた。(ナガノの家 2016春・夏号 vol.5掲載)

約15帖の1階リビングダイニング。白と無垢材を組み合わせたシンプル&ナチュラルな空間に、クラシカルな薪ストーブが似合う。蓄熱式の床暖房「オンドルエコノ」と薪ストーブとのハイブリッド暖房で厳寒期も万全

詳細データ

  • 竣工年月/ 2015年 9月
  • 所在地/山形村
  • エリア/松本
  • 階数/2階
  • 工法/木造軸組工法
  • 延床面積/ 122.49㎡ ( 37.05坪 )
  • 1F/ 70.4㎡ ( 23.16坪 )
  • 2F/ 45.90㎡ ( 13.88坪 )

平面図

特徴

  • ウッドデッキテラスあり
  • 暖房にこだわり
  • 2世帯住宅
  • 吹き抜けあり
  • 移住・Uターン

企業情報

松本市

株式会社木族の家

長野県の住宅工務店