松本市
株式会社木族の家
株式会社木族の家 (松本市)
大町市 / 大町市/M邸 / 夫、妻、長女
家族3人にジャストフィットする現代の住まいとは?
その問いの答えは、「平屋+ロフト」の家が教えてくれる――。
幹線道路から一歩奥まった住宅街に、青空をバックに佇むM邸。深いブラウンともグレーともとれる外壁は、試作を重ねてようやく辿り着いたという奥さまのこだわりの色。片流れの屋根と縦のラインが強調された格子がアクセントとなり、木の温もりと力強さが感じられる明るめのブラウンとのツートンカラーでまとめた。優美で個性的、それでいて不思議と周囲にも馴染む完成度の高いファサードだ。
もともとリビングを中心とした平屋を望んでいたMさんご夫妻。重視したのは数字的な広さではなく、家族が快適で健やかに、お互いを想い合って暮らせる空間だった。「理想の間取り・ライフスタイル・予算などを伝える中で、木族の家の社長は一度も『できない』とは言わなかった。頼もしく真っすぐな人だと思いました」と、Mさん。そんな社長をはじめとするスタッフの真摯な人柄と、木の住まいに関する高度な技術や知識が決め手となった。
間取りは、家族が集うLDKを中心に南に寝室と子ども室を、北に水回りをコンパクトに集約。吹き抜けのリビングダイニングは、思わず深呼吸をしたくなる、明るく開放感に溢れた空間だ。納戸兼趣味のスペースのロフトは、想像以上の広さと窓からのぞく勇壮な山並みの絶景に驚かされる。
今回Mさんも導入された光冷暖房は直接風や熱を当てずに輻射熱の要領で快適な住空間を保つ、「木族の家」お墨付きの高度なシステム。壁はすべて漆喰仕上げでお子さんにも安心の最新技術と自然素材という最強の組み合わせのM邸は、家族の健康と穏やかな毎日を守り続ける。
(ナガノの家 2017年秋・冬号 vol.8掲載)
和モダンの外観は、訪れた者の目を一瞬にして奪う個性的かつ美しいフォルム。ツートンでまとめられた色合いは、都会的で洗練された雰囲気と温もりを併せ持つ。南側に流れる屋根は屋根雪を効率よく溶かしたりするのにもひと役買う仕組み。室内東側にロフトと吹き抜けを設けることができた