白馬村 ／ O邸 ／ 夫婦、猫2匹

ゆとりと、山小屋風情と。自分たち好みの輸入住宅

　静かな別荘地に立つアメリカンスタイルの輸入住宅。チョコレートブラウンの外壁に急勾配の切妻屋根が掛かる様が印象的な住まいには、白馬と川崎を行き来しながら２匹の愛猫と過ごす大竹さん夫妻が暮らしている。
　「最初から、アメリカンスタイルの山小屋風デザインの家と決めていたんです」とご主人。この地には元々親族の別荘が建っていたが、地震の影響や老朽化で傷みが目立つようになったことから建て替えを決意。地震に強くて冬暖かく、山小屋の風情を持つ2×6の輸入住宅を求めて情報収集した結果、宮田工業に辿り着いた。「対応がとてもスムーズ。コロナ禍でしたが、メールやZOOMを駆使してスルスルと話が決まりました」。
　ベースになったのは、同社の規格プラン。そこに希望に応じたアレンジを加えるスタイルで、打ち合わせは順調に進んだ。「ゲストエリアは広めに。２階にトイレをプラス…など、いろんな要望を柔軟に反映してくださいました」と奥さま。広々した空間が回遊動線で結ばれるゆとりある住まいは、見るからに暮らしやすそうだ。
　住み心地を尋ねると、「夏も冬も快適。広く取ったゲストエリアは、来客がないときでも多様な使い方ができて重宝しています。本当に居心地抜群」とご主人。奥さまも「空間に余裕があるから、この家にいると気持ちにもゆとりが生まれる気がします」と笑う。月の半分は白馬で過ごし、山菜取りや川釣り、近所の方との交流を楽しむ日々。「白馬で過ごす時間が、ますます充実したものになっています」。（ナガノの家 vol.24（2025秋冬号）掲載）