株式会社 片桐建設 (伊那市)

伊那市 / M邸 / 夫、妻、長女

みんなをまぁるく包み込む キューパのある住まい

 いつの頃からか、「キューパのある家に住みたい」という夢を想い続けてきたというご主人。結婚を機にマイホームを考え始めた時、それが実現できる会社が業者選びの条件となった。
 「こだわりたかったのはアールの曲線。多角体ではなく、あくまで丸い曲線にしたかった」と熱く語るのは、キューパの特徴でもある半円部分のこと。その思いに応えたのが片桐建設だった。無垢材を用いた自由設計の家づくりを得意とし、これまでも多くの施主の夢をかなえてきた同社。「『こうしたい』、という要望が、プロのアイデアを加えられてプラスαで返ってくるのが嬉しかったですね」とご主人。それは例えば、キューパに合わせて一段下げた段差や、リビングから続くパソコンルームの提案など。見落としてしまいがちなちょっとした工夫だが、「この“プラスα”がグッと住み心地をアップさせてくれるんですね」と満足そうだ。
 1階はLDKと和室を直線でレイアウト。一段凹ませて円形を際立たせたことで、和やかな空間が生まれた。曲線に沿って設けたベンチはどこに座っても顔が中心に向かい、自然と会話が弾むつくり。「両親が訪ねて来ても、なんとなく皆がここに集まってくるんですよ」と奥さまが教えてくれた。
 他にもモカ色の畳や丸窓などがさらなるやわらぎを加え、リラックスムードに満ちたM邸。雪が積もる頃には家族がもうひとり増える予定で、集いと語らいの場である丸いキューパが、もっとにぎやかで笑顔溢れる空間になることだろう。(2016春夏号掲載)

M 邸の何よりの特徴が、この直径3.5mのキューパ。オーク材のフローリングから1段下がった円形の部分が特別感を創出し、深紅のじゅうたんの色とともに家族の温かな団らんのスペースを生み出している。「家族も来客も、自然とここに集まってきますね」

詳細データ

  • 竣工年月/ 2014年 11月
  • 所在地/伊那市
  • エリア/上伊那
  • 階数/2階
  • 工法/木造軸組工法
  • 延床面積/ 152.56㎡ ( 46.15坪 )
  • 1F/ 79.56㎡ ( 24.07坪 )
  • 2F/ 73.00㎡ ( 22.08坪 )

特徴

  • ウッドデッキテラスあり
  • 高気密・高断熱
  • 子育て世代の家
  • インテリアにこだわり
  • 収納にこだわり

企業情報

伊那市

株式会社 片桐建設

長野県の住宅工務店