伊那市
株式会社 片桐建設
株式会社 片桐建設 (伊那市)
茅野市 / K邸 / 夫、妻
なだらかな丘陵地に開かれた住宅街の一角に佇むK邸。太陽の光をたっぷりと受ける、伸びやかな大屋根の外観が印象的だ。
先に家を建てた妹夫妻からの勧めがきっかけで、家づくりを考えたご夫妻。住宅展示場などを巡る中で、強く心惹かれたのがバリアフリーの平屋建てに開放感のあるロフトを備えた、片桐建設のコンセプトハウス「TYPE─B」だった。「もともと『平屋の家』『木のぬくもりがある家』を希望していたのですが、そのイメージにピッタリで。まさに一目惚れでしたね」と振り返るご主人。家族それぞれの夢や想いを大切にした住まいをデザインしてくれる片桐建設の姿勢や、対応の良さも決め手となったそう。話し合いを重ね、LDKを中心とした生活動線にし、ロフトの代わりに2階には和室を設けた。平屋プラスαの住まいにすることで、将来性も考えた家族全員が過ごしやすい空間をつくり上げた。
また、同社の伝統的な大工の手仕事を大切にした技術力の高さを活かし、家全体に造作家具を配した。木の質感はそのままにつくられたオリジナルのキッチンファニチャーや、手摺などがデザイン性の面でも暮らしに彩りを与えている。
「開放的なリビングやキッチン、お手製のキッチンファニチャーなどどこをとってもお気に入り。他にはない、自分たちだけの家をつくることができました」と笑顔で語ってくれたご夫妻。この家から生まれる豊かな暮らしが、ふたりにさらなる幸せを運んでくれるだろう。
(ナガノの家 2018年春夏号 vol.9掲載)
勾配天井を生かした空間の見せ方も魅力的なLDK。吹き抜けの大空間に、掃き出し窓などから入る自然光がやわらかな表情をつける。床は高級感のある幅広のオーク材。要となる木材は海外から直接買い付けることにより、コストダウンを計った