軽井沢町 ／ H邸 ／ 2人

モノトーンと直線の視覚効果が 凛とした美しさを生む空間設計

住む人も、愛犬たちも
心おおらかに過ごせる森の家

「暑さに弱い愛犬たちのために」と、東京から軽井沢への移住を決めたＨさんご夫妻。自然豊かな駅近の土地と木楽ホームとの出会いが、理想の家づくりの鍵だという。「私たちのツボをよくわかってくださって。打ち合わせを重ねる度に信頼度が増していきました」と奥さま。ご夫妻の感性と共鳴するプランニングによって、モノトーンやライン照明を活かしたモダンシックスタイルの平屋が誕生した。

同社からは「軽井沢で家を建てるなら、方角よりも景観やライフスタイルを優先しましょう」という助言も。そこでH邸では、南ではなく西向きに吹き抜けと大開口、ドッグランを配置。窓一面に木立が広がり、室内の壁に揺らめく葉の影を眺める時間に心癒される。プランの指針となったのは、奥さまがひと目ぼれした黒いフルフラットのキッチン。インテリアコーディネーターが丁寧にヒアリングを重ね、キッチンのシックな雰囲気が引き立つ空間デザインを提案してくれたのだという。人だけでなく、愛犬の暮らしやすさにもこだわりが。床は掃除しやすく部分的に取り換え可能なＢＬタイルを採用したほか、愛犬が外を眺められる地窓を配置。「帰宅時、窓に並ぶ愛犬の顔を見るとホッとします」とご主人も顔をほころばせる。

性能面では、高気密高断熱仕様と換気システムによって高い省エネ性を実現し、薪ストーブを焚くと寒冷な軽井沢の地でも暑いほどだとか。「夫婦共通の趣味はキャンプなんですが、いつでも炎と森を眺められるこの家こそが“最高のキャンプ地”ですね」。
（ナガノの家　Vol.24　2025年 秋・冬号掲載掲載）