長野市 ／ 宮下邸 ／ 夫婦2人＋子ども2人

広い庭との一体感を感じる、家族の笑顔いっぱいのリビング。

　少し古めの日本家屋で、畳にアンティーク調の家具というレトロ＆和モダンな暮らしを楽しんでいたご夫妻。ふたり目の子どもが生まれ、「そろそろ建て替えでも考えようか」と、ふぁいんはうすのモデルルームを訪れた。そこで「無垢材を使った温かみを感じる空間とデザインが、自分たちのテイストにぴったり」と惚れ込んで建築を依頼。モデルルームのイメージをベースに、希望を織り混ぜての計画が始まった。
　一番の希望は、家族がいつも一緒にいられる広いリビング。吹き抜けで縦にも開放感を出し、明るく広がりのある空間に仕上げた。玄関ポーチも兼ねるリビング前のウッドデッキには、４枚折れ戸でフルオープンできる掃き出し窓を設置。庭までがリビングになったかのような、奥行きを感じる空間となった。「家族が身近に感じられる空間で、思った通り、みんないつでもリビングにいます」と、ご主人が笑う。
　シャンデリアやアンティーク調のスイッチ、ステンドグラス入りのドアなど建具にもこだわり、シンプルな中にもオリジナリティを演出。リビング脇には、ご主人の趣味であるレコードや楽器のコーナーもある。「身近に音楽があることで、少しでも興味を持ってくれたら」と、子どもたちと一緒にセッションを楽しむ日を心待ちにしている。（ナガノの家　2015年春夏号　vol.3掲載）