長野市 ／ K邸 ／ 夫、妻、長女、長男

造作家具でインテリアを統一。 木の温もりに包まれて暮らす。

　２年前から新築を考えていたＫさんご一家。「最初は予算ばかり気にしていて、納得する家になかなか出会えず…」と、モデルハウスを見学すること10社以上。ようやくたどり着いたのが、自然素材を積極的に取り入れた住まいに取り組む「ふぁいんはうす」だった。「断熱性能の良さなど、まず構造に興味を持ちました」というご主人。できるだけ自然素材を使いたいというご夫妻の思いと同社のコンセプトが一致し、家づくりがスタートした。

　１階の壁はトイレまですべて漆喰で仕上げ、床は幅広の無垢材を使用。リビングにはソファにもなるベンチシートを造作し、段差部分は奥さまの希望で引き出し収納にした。キッチンの背面収納は、置きたい物と位置を指定し、あとはおまかせでデザインしてもらったオリジナル。さらに料理をしながら子どもの勉強が見られるキッチンの前のスタディスペースやニッチなど、家族の“こんな家にしたい”という願いのすべてが、温もりいっぱいの造作家具に形を変えていった。

　「建築中でも気になった部分はすぐに相談。いろいろ手を加えてもらいました」とご主人。アイアンの飾りや照明など、提案してもらったものがどれも好みにぴったりで、予想以上の仕上がりにご満悦だ。家で過ごす家族の時間が、これからさらに充実することだろう。
（ナガノの家　2017年秋・冬号　vol.8掲載）