松本市 ／ N邸 ／ 本人

昭和に建てられた画一的な家を楽しい時間を分け合うヴィンテージハウスへ

街中から少し離れた住宅地。扉を開けると賑やかな声が響き合う。「将来を見据えて山から市中へ生活拠点を移すことに。せっかくなら友人を呼んで楽しく過ごせる空間にしたいと思って」と振り返るＮさん。新たな暮らしの舞台に選んだのは松本市。付近に商業施設が揃い、遠くに山を望むロケーションは故郷の景色に似ていたという。物件探しに約半年。築50年の中古住宅を購入し、リノベーションを計画。「オオサワホームさんは丁寧に話を聞いてくれ、豊富なアイデアで“こんな暮らしができそう”とイメージを広げてくれたんです」。プランニングの軸は大人数でも快適に過ごせる空間づくり。2間続きの和室をつなげて20.5帖の広々空間に。複数人が過ごしても窮屈でなく、どこにいても視線が交わり会話が弾む。かつては昭和後期の典型的な間取りだった家が、人と人とが行き交い、語らいを楽しむ場へと生まれ変わった。「ずっと社宅暮らしだったので好きなものが詰まった空間をつくれて嬉しい」とこれからの生活に期待が膨らむ。（ナガノの家リフォームリノベーション　Vol.9掲載）