松本市
news設計室
news設計室 (松本市)
安曇野市 / T邸 / 夫、妻
2021年夏、東京から安曇野へ移住してきたご夫妻。
その穏やかな人柄と建築家・丸山和男氏の経験・デザインセンスがあいまって、
安曇野ののどかな風景の中に凛と佇む心地よい木の家が誕生した。
ご夫妻が安曇野市に家を建てて移り住んだのは、2021年の夏。コロナ禍により、勤めている会社がテレワークに切り替わったことがきっかけだった。
「もう東京にいる必要はないかな?と、すぐに移住を決断。移住先の検討で信州へドライブに来て、ひと目惚れしたのがこの土地の景色です。さっそく地元の工務店を探しはじめました」といきさつを教えてくれたご夫妻。ネットを駆使し、「理想に近い家づくりが叶いそう」とnews設計室の丸山和男さんを探し当てたのは奥さまだ。「ウェブでたくさんの建築事例を見ていたのでデザインテイストについては心配ないと思っていましたが、初対面で直感したのが『嘘をつかない人だな』ということ。家づくりをお任せするには重要なことですから、安心しました」と出会いの印象を話す。
当初は築40年の家をリノベーションする予定だったが、工事直前に床下が湿っていることが発覚し、平屋の新築に方向転換。「広々としたウッドデッキ」、「畳敷きの小上がり」など、いくつかの要望はあったものの、設計内容の多くは丸山さんからのアイデア。「せっかく移住するのだから」と、この地の風景に溶け込むような、木の香薫る住まいが完成した。
信州の四季を感じられる庭づくりはこれから。木をふんだんに使った空間が屋内外を自然につなぎ、美しい安曇野の風景をより魅力的に見せてくれるはずだ。(ナガノの家 Vol.18 2022年 秋・冬号掲載掲載)
たっぷりと木材を使用したLDK。床にはカラマツ、柱と梁には米マツ、天井には化粧野地板と、使用する場所に応じた木づかいが豊かな表情を生み出す。テレビ台の上の木の窓枠は、まるで北アルプスの風景を切り取る額縁のよう
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