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小布施町 / T邸 / 2人
「この家に住むようになってから、体がすごくラクなんです」と話すのは、ピアノ教室併設の家に暮らすTさんご夫妻。以前は建売で購入した家に暮らしていたが、長年冬の寒さや結露、車の騒音などに悩まされていた。築30年を迎えてリフォームや建て替えを考えるようになり、仮住まいや引越しの煩わしさ、立地条件などを考え、すぐ近くに新たな土地を求めて新築することを決めた。
建築は、冬の暖かさにこだわって工務店を探し、村上建設に依頼。「決め手は、人柄と会社の雰囲気」とご主人。「担当の飯田さんがとても親身で、対応もスピーディで誠実。社員の方々と接した時も、お互いの会話や表情から社内の穏やかで実直な雰囲気が伝わってきて、この人たちなら間違いなく冬暖かく快適に過ごせるいい家をつくってくれると感じたんです」と話す。
完成した住まいは、玄関横にピアノ室のある木の家。自然素材をふんだんに用いてゆったり仕上げた室内は、落ち着きがあり、どこにいても快適。エアコン1台で夏も冬もリラックスして過ごせるという。「越してきて驚いたのは、ピアノの音。いくら調律しても出にくい一音があったのに、この家にピアノを持ってきたらその場で音が出るようになったんです」と奥さま。「温湿度が整った環境は、ピアノにも良い」と笑顔だ。いずれ、奥さまの実家にあるグランドピアノをピアノ室に持ってくる予定。長年の住まいのストレスから解放され、穏やかに暮らすご夫妻は、人にもピアノにもやさしい住まいで、かけがえのない日々を重ねていく。(ナガノの家 vol.25(2026春夏号)掲載)
ゆったりとしたLDKは、吸放湿性にすぐれるエターナルアースの塗り壁仕上げ。あらわしの木部と調和し、落ち着いた雰囲気を放つ。西の窓の下には床下エアコンがあり、冬はこの1台で家中ほかほか