長野市 ／ T邸 ／ 夫婦2人+子ども2人+父母+祖母

それぞれのライフスタイルに寄り添う間取りに

　長野市郊外に建つＴ邸。家族４世代、築50年ほどのご主人の実家で暮らしていたが、子どもが増えたことを機に、住まいのあり方を見直すことに。「古い家だったので、とにかく寒かったんです。継ぎ足しで部屋を増やしていたので、耐震性も心配でした」とお母さん。一時はリノベーションも考えたが、これから先の暮らしを見据え、長く安心して住める家を目指し、建て替えを決意した。小さいころから家を見るのが好きだった奥さまが、「家を建てるならぜひお願いしたい」と思っていたのが松澤建設。同社が手掛けた家を何軒も見に行き、自分たちの理想の住まいを思い描いていった。
　完成したのは、自然素材をふんだんに使った暖かく快適な家。ＷＢ工法ならではの空気の循環で室内の空気を心地よく整え、家族の健やかな暮らしを支えている。家族が集まるＬＤＫは日当たりの良さを重視した。「みんなが集まる場所だからこそ、少しこもって落ち着けるようなスペースも欲しいよね」と話し合い、和室の小上がりを設けた。休日はお父さんやご主人が料理を担当することも多いそう。そんなライフスタイルに合わせて「大人が３人並んでもゆったり使えるように」と、キッチンまわりは十分な広さを確保した。　家族全員の思いと理想を実現したＴさん家族の家。木の香りに包まれたこの住まいには、家族の未来と穏やかな暮らしが静かに息づいている。（ナガノの家vol.25（2025年12月25日発売号）掲載）