長野市
株式会社 下條建築
株式会社 下條建築 (長野市)
長野市 / T邸 / 夫、妻、長男、長女、次女、三女
4人の子どもたちが元気よく迎えてくれたTさん邸。「毎日にぎやかに過ごしたいから、“子どもが楽しめる住まい”を考えました」とご主人。そのテーマ通り、立派な大黒柱が存在感を放つリビングには、ブランコや吊り輪、階段を利用したステージなどの工夫が盛りだくさん。「走り回れる広いリビングにするため、キッチンは壁付けでバスルームは2階に。それがかえって、洗う→干す→しまう一連の作業が効率よくできるようになって大正解」と続けるのは奥さま。2階には友だちと気兼ねなく遊べる広いフリースペースを設け、その中央に2方向から出入りできるファミリークローゼットを造作。必要なものの収納が一カ所に集約されているのは、小さい子どもたちにも使いやすい。
もうひとつ重視したのが、“家族が健康に過ごせる家”。情報収集の結果、行き着いたのが通気断熱WB工法だ。さらに勉強したいとWBのショールームを訪れて出会ったのが下條建築。断熱性や調湿性能に優れる無垢材を構造材にまで使用していると知り、依頼を決めた。そして出来上がった新居は、大好きな木の香りでいっぱい。キッチンもテーブルも洗面台もすべて造作で、「本物の木だから傷も付くけど、全部思い出と味になるね」とご主人。4人兄妹が裸足で走り回る木の住まいは、家族の笑顔も育んでいる。(ナガノの家 Vol.15 2021年 春・夏号掲載掲載)
「木の雰囲気が大好き」という奥さまの希望で、1階も2階も床と天井はスギの無垢材を使用。天井を強化してリビングに取り付けたブランコは、年齢に応じて高さなどを変えられるようにしている。1階はLDKと和室、トイレのみでキッチンは壁付けにし、子ども達が走り回れる広さに