中野市
若林建築/WAKABAYASHI KENCHIKU
若林建築/WAKABAYASHI KENCHIKU (中野市)
高山村 / Y邸 / 夫、妻、長男、長女、猫1匹
「家の中は暖かいし、どこにいても家族の気配を感じられます」。レッドシダーの色合いと木目が印象的なリビングで、笑顔で話すYさんご夫妻。リビングの吹き抜けが、開放感と一体感を生み、家族4人と猫1匹がゆるやかにつながる住まいが完成した。
元々平屋住まいだったが「結露が多くて」と新築を検討し始めたYさん。知人の紹介で知ったWB工法で建てた家を見学したところ、「ロックオンしてしまいました」とご主人。壁の透湿性と通気性にひかれ、その家を施工した若林建築に依頼することにした。
共働きのYさんご夫妻が特に重視したのは「使い勝手のよさ」。洗面脱衣室とデッキを隣接させることで、家事を効率化。さらに、キッチンと玄関ホールの間に引き戸を設置し、シューズクローク~玄関ホール~キッチンが一直線でつながる、スムーズな生活動線を確保した。当初の予定にはなかったが、愛猫・サスケにとっても心地よい住まいを…と、吹き抜け部分に専用スペース「サスケテラス」を設置。その他にも、可動棚が多いシューズクロークや、掃除がしやすいよう床から浮かせたテレビ台などの造作家具も、同社が多く手掛けてくれたという。「生活しやすいよう考えてくれたことが住んでよくわかった」とご主人。きめ細かな配慮が、家族の暮らしをより豊かにしている。(ナガノの家 Vol.17 2022年 春・夏号掲載)
リビング隣の和室は、将来暮らしを1階で完結できるよう、主寝室も兼ねている