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阿智村 / O邸 / 夫、妻、長女、長男、次女
明治時代の中頃から、大切に住み継いできた旧宅。思い入れのある家のリフォームに選んだパートナーは、古民家再生への経験値が高く、最初に提案してくれたプランがとても斬新だったというU建築。というのも、以前は居間が東側にあり、東半分が生活の拠点となっていた。そのため、西側の和室二間は全く活用していなかったのだが、「その和室をLDKにするプランだったので、とても驚きました」と奥さま。それから打ち合わせを重ねて完成したO邸は、古民家の趣きを活かしつつ、家族のライフスタイルに馴染む利便性の高い住まい。梁や柱が重厚感を創出する1階には、使い勝手の良さを追求した収納と広い作業スペースを備えたⅡ型のキッチン、壁面に大容量の収納を設けたダイニング、間接照明とテレビの裏側に配したエコカラットが趣を添える寛ぎのリビング。一方2階には、子ども部屋のほか、本を読んだり遊んだりと、子どもたちが伸び伸び過ごせるヌックやフリースペースが広がっている。さらに、断熱性や耐震性も向上し、夏の暑さはもちろん、以前は息が白くなったという冬の寒さも気にせずに暮らせる、快適な住環境も兼ね備えている。(ナガノの家リフォームリノベーション Vol.8掲載)