中野市
中野土建株式会社
中野土建株式会社 (中野市)
長野市 / S邸 / 夫婦2人+子ども2人
長女の就学前にマイホームを購入しようと決意したSさんご夫妻が、まず着目したのは工法だった。さまざまな工法を学び、検討した結果、強度の高い梁を用いた「テクノストラクチャー」を選択。「国内最高レベルの耐震等級3を満たす点も安心感を覚えました」と振り返る。
もうひとつのこだわりはエコ住宅であること。3.8kWのソーラーパネルを設置しオール電化で生活してみると、居住空間は広くなったのに光熱費はアパート暮らしに比べ40%ダウン。エコロジー&エコノミー、そして快適性も実現できた。
設計にあたっては、「仕事で不在の時間が長い分、妻と子どもに優しい家にしよう」と思っていたご主人。その思いは隅々に生かされている。例えばキッチンでの料理中に負担がかからないよう、ショールームで疲労感の少ない高さを検討し、標準より5cm高いタイプに。子どもたちの様子が伺える吹き抜けも設けた。姉妹の部屋は、どちらも南向きで間取りもまったく同じ。「子どもには平等に」というご主人の育児理念が垣間見える。
プライベート空間と共有空間のバランスがいいのも特徴。どの部屋に行くにも一度リビングを通り、家族が必ず顔を合わせる間取りを考えた。
2階にはパブリックスペースを設け、姉妹一緒の時間を過ごせるように配慮。さらに1階だけでなく2階廊下にも洗面台を設置したのは、「娘ふたりが同時に身支度できるように」との気配りから。この家には、愛する家族への思いやりがぎっしり詰まっている。(ナガノの家 2014年秋冬号 vol.2掲載)
ファブリック類はベージュなどのアースカラーに。ナチュラルな木目の家具と相まって、柔らかな雰囲気のリビング。キッチンカウンターはウッド調にする予定だったが、「部屋を少しでも広く見せたい」とホワイトに変更。キッチンは2方向に窓があり、差し込む陽光で一段と白く輝く