御代田町 ／ K邸 ／ 夫、妻、長女、長男

木質感を愉しむ 子育て世代の和の住まい

　子どもが生まれたのを機に家づくりを考えるようになったＫさんご夫妻。たまたま目にしたチラシがきっかけで、完成見学会に訪れたのがコージーホームとの出会いだという。そこで温熱環境の良さやデザイン力、自然素材を使った心地いい空間に興味をもち、土地が決まるまでの約３年間、同社の見学会に足を運んでは会話を重ね、関係を築いていった。
　Ｋ邸は、木の質感を活かした落ち着きある和テイストの家。「木質の雰囲気が好きで、天井は木にしたかったんです」というご主人の希望を叶え、ダイニングキッチンの天井はローズマホガニーの無垢突板張りで仕上げられた。ＬＤＫ一体のゆったりと広い空間ながら、ダイニングキッチンは天井高を抑えて落ち着いたトーンの板張りにしたことで、空間が引き締まり、食とくつろぎの場をゆるやかに分けている。
　もうひとつ目に留まるのは、階段の途中にあるスキップフロアの書斎。当初はご主人専用の書斎を考えていたが、「いつも家族を感じて過ごしたい」という奥さまの
想いを受けて家族で使える書斎コーナーにしたという。リビングに隣接し、キッチンに立つ奥さまとも視線を合わせられる位置にあるので、ご主人はもちろん子ども
たちの勉強机としても活躍している。
　たくさんの家を見学し、長い間交流をはかりながら信頼関係を築いたＫさんご夫妻と同社。両者の息がぴったりあったからこそ実現した、素敵な住まいが完成した。（ナガノの家　Vol.13　2020年春・夏号掲載掲載掲載）