佐久市
コージーホーム 株式会社
コージーホーム 株式会社 (佐久市)
佐久市 / K邸 / 夫、妻、フトアゴヒゲトカゲ1匹、ハムスター1匹
老後の生活も視野に入れて、土地選びや家づくりを考えたKさん夫妻。「年を取ると2階は使わなくなりそう」と平屋にプランを絞った。スケッチブックで間取りを練り上げて出来たのが、大開口の広々リビングを家の中心に据えたプラン。「開放感が増す分、暖房効率が下がるのでは?」という不安が頭をかすめたが、コージーホームの高断熱特許工法「ココカーサ」と出会い、「これなら開放感と暖かさを両立できる」と依頼を決めたという。実際に暮らしてみると、「昼夜を通して温湿度計の数値がほとんど変わらないんです」と、改めて驚きを話してくれた。
内装は「まっさらな感じより、こなれ感がほしい」と、床材にあえて節の多いオークをチョイス。セメントモルタルのキッチンカウンターも、ラフなインダストリアル感を醸している。「モルタルはヒビが入りやすいと教えてもらいましたが、多少のヒビも味わいになるはず」とご主人。お気に入りと一緒に年月を重ねる楽しみを選んだ。お気に入りの造作は和室にも。調色した塗り壁やキレイに収まる引込み障子、掘りごたつ式のオリジナルカウンターなど、こだわりの手仕事が随所に垣間見える。
家をきれいに保つ秘密は、家事動線だ。玄関とパントリーを土間でつなぎ、帰宅したら買い物袋の中身をしまいながらそのままキッチンへ。ランドリースペースは物干しとカウンター付きで、干すから畳むまでをその場で行える。「仕事が終わるとまっすぐ帰りたくなるんです」と語るご夫妻の笑顔が、この家の住み心地を物語っている。
(ナガノの家 2019年 春・夏号 vol.11掲載掲載)
クールな質感と味わい豊かな表情を併せ持つセメントモルタル仕上げが目を惹く、インパクト抜群なK邸のキッチン。サッと配膳できるようカウンターはあえて低く設計したが、「その方がキッチンをきれいに保とうと思えます」とご夫妻。多肉植物の寄せ植えやハンドメイドのショーケースを飾ってカフェ風に