長野市
株式会社 T-PLANアーキテクト
株式会社 T-PLANアーキテクト (長野市)
長野市 / S邸 / 夫、妻、長男、次男
ファサードは住まいの顔。Sさんが住まいづくりで最も重視したのが外観のデザインだった。「シルバーのガルバリウム鋼板を使ったモダンな家、と決めていました。そこに木を組み合わせて、和の温もりも感じられるようにしたくて」とご主人。雑誌やモデルルームをいくつも見て検討した結果、自分たちの感性に一番合うと感じたのが、シャープなデザインを得意とするT─PLANアーキテクトだった。「私たちの要望が多くて他社では懸念されることも多かったんですが、担当の西澤美輝さんは思いを尊重しつつ、プロの目からより良い提案をしてくれました」。
完成した外観は、ご主人が希望した2種類のガルバウム鋼板に木目調の縦格子が控えめに調和する表情豊かなデザイン。前面道路の視線を壁でさりげなく遮る設計で、庭やデッキでのびのび過ごせるのも魅力だ。
そして共働きで忙しいご夫妻が重視したのが効率的な動線。奥さまこだわりの室内干しできるクロークは、洗濯機がある脱衣室とウッドデッキの間に配置し、左右に衣類収納棚を造作。「洗う・干す・しまうが一直線で済むから助かります」と奥さま。さらに玄関から和室とLDK、キッチンとパントリー、寝室とウォークインクローゼットには便利な回遊動線を実現した。
子どもたちが勉強できるキッチンカウンターや来客時に引き戸で隠せる和室など、子育てに嬉しい工夫もたっぷり。長年じっくり温めてきたご夫妻の住まいへのこだわりが、見事にかたちになった。
(ナガノの家 2016年秋冬号 vol.6掲載)
吹き抜けに梁をあらわしにした伸びやかなリビング。無垢バーチ材フローリングは、主張しすぎない節の少ないものに。今後ペレットストーブを入れる予定で、正面2階の寝室足元には暖気を取り入れるための窓が