長野市
株式会社 T-PLANアーキテクト
株式会社 T-PLANアーキテクト (長野市)
安曇野市 / K邸 / 夫、妻、長男、長女
間取り図には「アトリエ」と記された部屋がふたつ。ともにアート関係の職業を生業とするKさんご夫妻は、ふたりとも自宅=仕事場になるため、十分な広さは絶対条件だった。
全くコンセプトの違う6社で比較検討していたというが、同じ条件を基に提案されたプランの中で、最も広がりを感じられたのがT-PLANアーキテクトのもの。「無駄な動線を省き、個々の部屋が十分に広いプランを初めて見たときは驚きました。あとはデザインですね。総二階は好みじゃないので、表情豊かな外観に惹かれました」とご主人は話す。
家づくりの過程では、担当のT-PLAN代表である祢津さんのブレない姿勢に頼もしさを感じたという。
「要望に対して、何でも『わかりました』では、こっちは素人だから逆に不安になる。『それをやるとこうなる。こっちの方がいいですよ』とちゃんと言ってくれたのが良かった」と奥さま。着地点をイメージしながら進める同社スタッフとのやりとりは、建築のプロフェッショナルの自信を実感する刺激的な時間になった。
「私の仕事には、集中する時間と、ひらめきを待つゆるい時間の両方が不可欠」と話すご主人は、アトリエに対するこだわりも多かったが、「思うように出来上がって大満足」と笑顔に。日中は仕事の関係者が、そして休日は奥さまの友人が訪れ、一度に10数人もが集まることもたびたび。
「それでもストレスなく過ごせますよ」と奥さま。永住の地に建てたマイホームで、季節を肌で感じる暮らしが始まった。(ナガノの家 2016年春夏号 vol.5掲載)
「総二階の、のっぺりした建物は嫌だった」というご主人の思いを受け、 考え抜かれた洗練のデザイン。南面に2カ所設けたバルコニーと1階のウッドデッキが、豊かな表情を与えている。玄関ポーチの壁と軒天の木目 が外観のアクセント