長野市
株式会社 T-PLANアーキテクト
株式会社 T-PLANアーキテクト (長野市)
上田市 / N邸 / 夫婦2人+子ども3人+祖母1人
Nさん夫妻が家を建てるのはこれが二度目。しかも前の家はまだ築8年だったが、思い切って取り壊し、同じ場所に新居を構えた。「母と同居することになったのですが、部屋数がどうしても足りなくて」と奥さま。前はリビングの他に部屋が3つしかなく、家族6人でどう暮らそうかと頭を抱えた結果だ。「窓を開けると屋根に当たったり、欠陥も多い家でした」。
実は質より値段で選んだ以前の家。その後悔から、「新しい家は絶対にT─PLANにお願いする」と決めていた。「だって住宅雑誌を見るたびに、いつもT─PLANのページで手が止まっていたんです」。
「最初はリフォームのご依頼でした」と話すのはT─PLANの祢津社長。しかし構造上動かせない柱も多く、どうしてもありきたりのプランに…。「ご期待の“らしさ”が提案できない」と一旦は辞退したものの、「建て替えをしてでも!」というご夫妻の熱意から着手に至った。とはいえ敷地38坪に家族6人が暮らすという難条件に加え、土地の法律上の規制から設計は難航。それらをひとつひとつ解決し、内装デザインやディテールに注力してスタイリッシュな家が完成した。
1階にリビングとお母さまの部屋、2階には4部屋と部屋数の問題もクリア。特にリビングは、どこにいても洗面所や玄関といった視覚の“抜け”があり、広さが感じられる造りになっている。「前のリビングの方が数字上は広いのに、今の方が広く感じます」とご主人。思い切った決断が正解だったと、実感する毎日だ。(ナガノの家 2015年春夏号 vol.3掲載)
ウォールナット系のフローリングとデッキの板目方向を揃えて生じる連続感が、リビングをより広がりのあるものに。スケルトン階段の片側の手すり部分を壁に造り付け、省スペース化と見た目のスッキリ感を両立した。緩やかな勾配なので子どもたちも上りやすい。手すりはスタイリッシュなアイアン製
長野市
株式会社 T-PLANアーキテクト