千曲市 ／ M邸 ／ 夫、妻、長男、次男

ブルックリンスタイルのクールな住まい

　「カッコいい家にしたくて」と話すのは、重量鉄骨造3階建ての家に住むMさんご夫妻。1階が事務所兼工場、2・3階が住居というM邸はもともとご主人のご両親が暮らしていたが、住み継ぐことになったのを機に自分たち好みにリフォームすることを決めた。求めたのは、70年代を彷彿とさせるヴィンテージ感。エイジング塗装に高い技術を持つリフォームワンに依頼して空間デザインを改め、趣きある和の空間を風合い豊かなブルックリンスタイルへと変貌させた。
　既存レイアウトはできるだけ従来を活かしつつ、理想の空間を実現するための工夫が随所に。例えばLDK。壁の一面にコンクリートの質感そっくりなMPC塗装を施し、天井にアイアン調の梁をプラス。ダイナーを思わせるダイニングキッチンは、無骨な無垢床とあいまって男前な空間に仕上がっている。実用性を高める工夫も多彩で、既存納戸は回遊動線上の収納に、脱衣室はランドリーとしての機能も備えた。
　「明かりが灯った夜のリビングがまた格別なんですよ」とご夫妻。「その雰囲気に浸って夜更かしする日も。大好きな空間で過ごせて幸せです」。隅々まで希望を貫いたデザイン空間は、住む人の心を幸せで満たしてくれる。（ナガノの家リフォームリノベーションvol.9掲載）