上田市／ T邸／夫、妻、長男

100年続く家族の思い出を現代に受け継ぐ住まい

　リフォーム以前は、実家の離れで暮らしていたTさんご夫妻。母屋の実家が築１００年を超え、耐震性など心配事も増えてきた時、建て替えかリフォームかという話が上がった。Tさん家族だけでなく、多くの親戚が訪れる思い出の家だったため、「次の世代に残したい」と古民家再生を決意。知り合いで、その仕事ぶりを信頼していた西沢祐工務店に相談し、リフォームをスタートさせた。
　たたずまいは極力残したいと、既存の間取りを活かしたプランに。ダイニングとリビングの間に廊下を挟んだが、普段は戸を開け開放的に、急な来客時には戸を閉めて柔軟に使い分け。現代の暮らしでも活用しやすい間取りを実現した。
　「以前の面影を上手に残しながら、暮らしやすさも叶えてくれました。性能面などの不安もなくなり、これからの生活が楽しみです」とご主人。生まれ変わった我が家を眺め、笑顔が広がった。（ナガノの家リフォームリノベーション　2018-2019　vol.2掲載）