長野市 ／ G邸 ／ 夫、妻、長男、長女

作り手と二人三脚で叶えた 「自分たちらしい」住まい

住宅地の一角でひと際存在感を放つオリーブグリーンの塗り壁の家。ダークグレーのガルバリウム鋼板や木目調素材が調和した、モダンながら落ち着いた外観。大人びた佇まいに、家主の感性やこだわりが伝わってくるようだ。

Gさんご家族は、当初は家づくりについて大まかなイメージしかなかったという。WB工法やZEH、長期優良住宅など性能面を知るところからスタート。設計の竹内さんのアドバイスを通して自分たちの視点を築き、「愛着を持って暮らせる、自分たちらしい住まいを目指した」と話す。その中で特にこだわったのは外観デザインと性能を両立させること。プランと外観の調和を図りながら検討を重ね、今のデザインにたどり着いた。外壁のオリーブグリーンは、見本をつくってもらって決めたこだわりの色。他にはない色味やデザインは、ご夫妻のお気に入りだ。

暮らし始めてもうすぐ３年。子育てに追われる毎日だが、打ち合わせで考え抜いた家事動線や生活動線が活きているという。「回遊動線のおかげで家事ストレスがないので気持ちに余裕が持てます」と奥さま。ご主人も「自分たちに合わせてつくった家は、やっぱり暮らしやすい」と頷く。暮らしや感性に合わせてつくり手と二人三脚でつくられた住まいは、住むほどに愛着の増す、誇れる我が家であり続けるだろう。（ナガノの家　Vol.19　2023年 春夏号掲載）