長野市
野村建設株式会社
野村建設株式会社 (長野市)
長野市 / M邸 / 夫、妻、長女、長男
デザインを優先するか工法にこだわるかを悩む中、通気断熱WB工法を体験できる「ワンダー・ベース」へ出かけたMさんご家族。実際に体験して体への良さを実感したことから、WB工法を手掛ける野村建設に新築を依頼することにした。アパート住まいの悩みは、冬の結露や風通しの悪さ。そこで陽光に溢れる風通しのいい家を第一希望に挙げた。奥さまは「デザインにもこだわりたい」と、雑誌やモデルハウスなどを見ながら参考になるものをピックアップ。細部まで打ち合わせを重ねて新築へと臨んだ。
フルオープンにできる大きな窓が印象的なLDKは、脇の広い和室とまで開放することでより広々とした空間に。キッチンはアイランドだが、ハイカウンターにすることで作業台側がリビングからは丸見えにならず、すっきり感を保ってくれる。
また、「置き家具を使うより、なるべく造作家具にしたい」という願いが叶ったのも、これを得意とする同社ならでは。建具もすべて職人が木を削り出して作ったもので、使う場所に合わせて引手の位置やデザインを変えるという芸の細かさだ。「その時の天候によって、建具の閉まり具合が違うんです。木が呼吸しているなと感じますね」とご主人。天然素材やWB工法の働きにより、温度や湿度が常に快適な我が家を実感する毎日だ。
(ナガノの家 2017年春夏号 vol.7掲載)
壁の中を空気が巡り、有害物質や湿気が外に排出されるWB工法を採用。一方で断熱性にも配慮されており、25.5帖と広いLDKでも快適な温度を保ってくれる。県産材を使った長期優良住宅でもあるM邸。無垢の床はカバザクラ、天井はスギの羽目板。壁は珪藻土を使っている