信濃町／ I邸／夫、妻、長女、次女

信頼を重ねてつくる多雪地に建つ自然素材の家

◯KEY POINT◯
無垢の木と自然素材
多雪地対応の暖かい家
方位に配慮した間取り

　ご主人のご実家近くに新居を…と考えていたＩさん一家。ご実家からほど近い場所に土地を求め、家づくりをスタートさせた。建築地は冬になると多い時で２ｍの雪が積もることもある多雪地域。さまざまな建築会社を見る中で、地域の特性を十分に理解しているツチクラ住建が候補に上がり、同社の事例を見学するツアーに参加したという。「どの家もとても素敵で、お施主さんからお聞きした話にも納得。何より、設計や大工など同行したスタッフの方々の印象が素晴らしかったんです」とご主人。「つくる家への信頼感はもちろんですが、人で決めたと言ってもいいぐらい」と振り返る。

　新居は、方位や鬼門に配慮しつつ必要なスペースと動線を確保。設計担当の丁寧なヒアリングにより、ご夫妻のこだわりを叶える住まいが実現した。「施工中、私たち夫婦と設計担当などスタッフの方が参加するグループラインが開設されました。気楽に相談できるしすぐに対応してもらえ、本当にありがたかったです」とご主人。「それに現場がとてもきれいで。他の住宅建築現場を見かけるとその違いに驚くこともしばしばです」と話す。

　新居での新しい暮らしは始まったばかり。つくり手と心を通い合わせてつくり上げた住まいは、これからもＩさん家族の日常を支え、心の拠り所になるはずだ。
（ナガノの家　Vol.16　2021年秋･冬号掲載掲載）