高寺工務店 (上田市)

☎0268・72・2286

上田市 / 上田市/S邸 / 夫30代、妻、長女、長男

全く同じ間取りの平屋が2棟。そこに家族4人が暮らす家

~改築に不利な条件を逆転した設計プラン~

 ショップと見紛うほどのカッコよさを漂わせるS邸。黒一色のシックな外観から一転、玄関ドアを開けると、色遣いで遊んだインテリアやハンモックが揺れる中庭が目に飛び込んでくる。建物は凹型を横に引き伸ばしたようなユニークな形状。窪み部分に中庭が設けられ、玄関を入ると、右手(西棟)に家族の共有スペース、左手
(東棟)にプライベートルームが並ぶ。実は、2棟の中古平屋住宅の間に玄関を増設し、列車を連結するようにドッキングしたというから驚きだ。「最初はいろんなパターンを考えましたよ。1棟だけ残してリフォームする、2棟を完全に内包して1棟にする、2棟とも撤去して新築する、とかね。でも、設計者から2棟を玄関で繋ぐという案を聞いた時、〝わぁ、それだ!〟って目からウロコが落ちる思いでした」とご主人。
 さかのぼること6年前、平屋をフルリフォームした知人宅に感動したSさんは、1年半かけて中古住宅をリサーチ。ようやく見つけたこの物件は、インターチェンジやスーパーが近く理想的な立地だった。施工会社を2社に絞り込んだ末、高寺工務店を選択。その理由をご主人は、「シンパシーを感じたんです。この設計者となら想いを共有できる、イメージを形にしてくれそうだって」と振り返る。

~リフォームの残り半分は数年後のお楽しみ~

 「小学生時代、初めて自分の部屋を持った時から、部屋を前にすると自然と内装イメージが湧いてくるようになった」というご主人。インスピレーションが湧くままに、自分らしい空間を創り上げていった。設計者のこだわりも負けてはいない。実に10回以上、図面を引き直し、細部までデザイン。東棟は元の間取りを活かしたのに対して、西棟は間仕切壁を取り払ってワンフロアのLDKにした。
 こんな大胆なリフォームが叶うのも、「木造軸組工法ならではの良さ」と設計者・高寺匠さん。特に苦心したのは西棟の天井部分で、隠れていた梁を表し、平屋でありながら開放感を演出した。
「東棟は、いずれ子どもたちが一人で就寝できるようになったら、彼らの希望に沿って再リフォームするつもりです」と奥さま。
「初期状態から変化していく過程やギャップを経験できるのがリフォームの醍醐味」という設計者の言葉通り、Sさん夫妻も家族の成長とともに家の変遷を楽しむつもりだ。
(ナガノの家 2017年春・夏号 vol.7掲載)

元あった出窓や勝手口をなくし、すっきりした外観に。外壁の仕上げには、ローコストで調色自在なリシンを用いている。ご主人はバイクやスケボー、キャンプが趣味というアクティブ派

詳細データ

  • 竣工年月/ 2012年 8月
  • 所在地/上田市
  • エリア/上小
  • 階数/1階
  • 工法/木造軸組工法
  • 延床面積/ 117.33㎡ ( 35.5坪 )
  • 1F/ 117.3㎡ ( 35.5坪 )

平面図

特徴

  • 平屋
  • ガレージあり
  • ウッドデッキテラスあり
  • 子育て世代の家
  • キッチンにこだわり
  • インテリアにこだわり
  • 収納にこだわり
  • 趣味スペースあり

企業情報

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