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千曲市 / A邸 / 4人
閑静な住宅地に建つA邸。東西に奥行きのある敷地を活かし、どの部屋にも満遍なく南の光が入るようにつくった住まいには、Aさんご夫妻とふたりの子どもが暮らしている。
「実用的で暮らしやすく、家族の時間を大切にできる家が欲しかったんです」と話すのは奥さま。ともに公務員で、家事育児・仕事を両立させるご夫妻にとって、暮らしにゆとりを持つことは大きなテーマだったという。土地紹介を経て建築を依頼したのは、兼ねてから縁のあった更埴建設。計画にあたり、動線や収納、ランドリーや多用途の和室、子ども部屋の書棚など、今と未来の実用に沿った様々なリクエストをしたという。「インスタで目に留まったものは、都度担当の西澤さんに相談。意図や目的を汲み取り、常に最適解に導いてくださいました」。
家族の居場所と動線が丁寧に描かれた家は必要なところに必要なものがあり、ゆとりも十分。家中が回遊動線で結ばれ、行き止まりのないつくりになっている。「家事がとてもスムーズ。どこにいてもお互いの様子がわかるので、子どもたちも伸び伸びしています」。
家づくりを振り返り、「寄り添ってもらえたことが何より嬉しかった」とご夫妻。「だからなんでも相談できたし、いい家になったのだと思う」。今と未来を想像しながらつくり手と二人三脚でつくった家は、ご夫妻の忙しい毎日を支えながら家族を優しく包み込んでいる。(ナガノの家 vol.25(2026春夏号)掲載)
キッチンエリアは天井高を切り替え、スモーキーピンクのクロスに。明るい色味ながら落ち着きがあり、LDKを柔らかなニュアンスで彩る。ダイニング脇にはスタディコーナーを設けて様子を見守れるようにした