松本市
株式会社信成
株式会社信成 (松本市)
松本市 / 曽根邸 / 夫、妻、長男、長女
ご夫妻が家づくりで考えたのは、将来のこと。「年を取って足腰が弱くなったら、2階を使うことはほとんどない。子どもはいずれ家を出るだろうし。最後まで住むのは自分たちだと考えたら、1階だけで生活できる家にしたかったんです」。
子どもが成長したのを機に、奥さまの実家が近く、環境もよく知っている地に新築を決意。その時にご主人の知人の関
係もあり、信成を知ったという。「とにかくこちらのわがままを全部聞いてもらったのが決め手になりましたね」とご主人。完成見学会に何度も通い、家づくりのイメージを膨らませた。
「アパート生活の時は本当に寒かったので、暖かい家にしたかったんです。実家が床暖房なので、その心地よさは実現したいと思って」という奥さまたっての希望もあり床暖房を導入。
冬の朝、冷え切った部屋にまず暖房を入れなければいけない生活がつらかったが、それも必要ないほど快適な高気密・高断熱の住まいが完成した。
とはいえ、小学5年生の長男はそろそろ難しい年ごろ。子どもたちとのコミュニケーションは、これからがさらに大事な時期になる。ご夫妻の生活を基準にしながらも、子どもの成長を見守ることも忘れない。吹き抜けに面したリビング階段にはこだわった。「1階から声を掛ければ2階の部屋に十分届く。そういう開放的な暮らしが今できていますね」。近くに住む奥さまの祖父母も、ひ孫の顔を見に足しげく立ち寄る。新しい家にもしっかりと受け継がれていく家族の想いが宿っているようだ。(ナガノの家 2018年春・夏号 vol.9掲載掲載掲載)
階段や2階のアイアン手すりとトーンを合わせたダークカラーの梁がリズミカルに並び、勾配天井を生かしたLDKをさらに引き立たてる。スポットライトやペンダント照明などは、メタリックでシンプルなデザインにこだわった
松本市
株式会社信成