松本市 ／ S邸 ／ 夫、妻、長男、長女

グレイッシュ×木目の空間に 暮らしやすさをプラスした家

　共働きで兄妹ふたりを子育て中のＳさんご夫妻、家づくりで重視したのは動線を考えた間取りと収納の充実だった。「中でもこだわったのは、１階の階段正面に設置したファミリークローゼット。帰宅したらバッグやコートを置き、となりの洗面所で手洗い。そのあとすぐに部屋着に着替えてＬＤＫへ。収納だけでなく、帰宅してからの行動パターンも考えてレイアウトしてもらいました」と奥さまは話す。また、共働きのために洗濯物はもっぱら室内干しというＳ邸。メンテナンスに手間もコストもかかるバルコニーは設けず、約６帖とゆとりを持たせた２階ホールを室内干しスペースとした。「風通しが良いよう窓を多めに設置してもらっています」と奥さま。子どもの遊び場などにも使え、重宝しそうな空間だ。

　イメージを左右するクロスや床などの色味も、ご夫妻が吟味したポイント。洗練されたグレイッシュカラーを木目と合わせることで、お洒落でやさしげな雰囲気を演出している。寝室やキッチンには落ち着いた色のアクセントクロスを加え、シックな仕上がりに。「コーディネーターさんのおかげで、想像以上に素敵に仕上がりました」と嬉しそうなご夫妻。ライフスタイルと好みを熟知した提案により、ワンランク上の満足度を実現した。（ナガノの家　Vol.15　2021年春･夏号掲載掲載）