安曇野市
株式会社ライヴィング
株式会社ライヴィング (安曇野市)
大町市 / M邸 / 夫婦2人+子ども1人
Mさん宅のLDKにお邪魔し、まず目を引いたのは、重厚感のある黒いアイアンを使ったスケルトン階段。家の主役と言っていいくらいの存在感だ。そして真正面、ほぼ間口いっぱいを使ったキャビネットを備えるダイニングキッチン。間接照明とも相まって、一般家庭のキッチンとは違う雰囲気を感じる。奥さまはもちろんのこと、飲食関係の仕事をするご主人もこだわった部分だと聞いて納得した。
「子どもが生まれたこともあり、新築を考えました」とご主人。奥さまの実家で所有していた土地で、古屋を壊して建てることに。「ライヴィングの自由設計は、他と比べて自由度が高かったんですよね。家づくりもゼロから全部教えてもらえたのが決め手です」とご主人。工事中に変更した部分もあったが、快く対応してくれたという。「希望は全部盛り込んでもらいました。特に、キッチンのカウンターに使った古材は、100年前から使われてきたナラの板で、父や私にとって思い出の物。どうしてもこれを使いたくて、加工してもらいました」と奥さま。オリジナルのダイニングテーブルと高さも合わせてほしいと、細かくこだわった。「大工さんが作業の手を止めて説明してくれて、そんなことも感激しました」。
美容師として働く奥さまは週末に休めず、ご主人も奥さまに合わせて休みを取り、家族の時間を作っている。「今までやれなかったバーベキューとか、やってみたいですね」とご主人。家族の未来を見守り続ける住まいが完成した。(ナガノの家 2017年春夏号 vol.7掲載掲載)
アイアンを使ったオープンな階段が目を引くLDK。間接照明が照らすキッチン背面のキャビネットは、高さを抑えて横に長くした。ウォールナット材のダイニングテーブルと合わせ、キッチン周りが家の中心的な存在になっている
安曇野市
株式会社ライヴィング