安曇野市 ／ モデルハウス

家時間の価値観を変える 心地いい「HYGGE」な家

　安曇野市に完成した、ライヴィングの新しいモデルハウス。コンセプトは「HYGGE（ヒュッゲ）」。北欧デンマークの言葉で、家で心地良く過ごす幸福感、インテリアを整えること、暮らしを楽しむ姿勢…などを指す。家族や友人が集まり、ゆったりくつろぐライフスタイルを重視する、デンマークらしい言葉だ。
　そのコンセプトを基に、LDKは自然に人が集まる空間になるよう工夫。玄関からLDKまでは土間続きとなっており、そのオープンな雰囲気が訪れる人をLDKへ導く。キッチン前の大きな造作テーブルは、パーティーや家族で料理をする場面にうってつけ。リビングにも空間にぴったりのソファをつくり付け、包み込むような憩いの場を生み出している。
　素材の質感を活かしたスタイリッシュな内装も特徴。キッチンや脱衣所はモールテックスで落ち着きを出し、薪ストーブの背後は石積みをアクセントに。屋内に開放感をもたらす３カ所のテラスには石畳やウッド素材を用い、程良く取り入れたメタル素材でバランスを取った。
　また、脱衣所、サンルーム、玄関からキッチンに向かう途中のパントリーなどの家事スペースも充実。明るい空間で効率的に家事がこなせるよう、動線にもデザインにも細かなこだわりが伺える。家族だけが使う機能重視の空間でも手を抜かないことで、暮らしの満足度は飛躍的にアップするはずだ。
　“おウチ時間”を楽しむアイデアをカタチにしたこの家は、今後日本でも求められるであろう「HYGGE」の価値観を表現している。（ナガノの家　Vol.14　2020年秋･冬号掲載）