安曇野市
株式会社ライヴィング
株式会社ライヴィング (安曇野市)
安曇野市 / C邸 / 夫、妻、長男、長女
玄関から足を踏み入れるとすぐに現れる、四方をガラスで囲まれた明るい坪庭。室内にいながらにして降り注ぐ日差しや雨のしずくが愛でられる、光に溢れたC邸のシンボルだ。「どこにいても坪庭を眺められる家にしたくて、無理を言って家の中央に据えるプランを考えてもらいました」とご主人。家づくりのパートナーに選んだライヴィングでは、デザイナーも加わってプランニングが進行。坪庭をはじめ、あらゆるこだわりを実現できるよう配慮してくれたという。
ご実家が平屋で、1階だけの動線に慣れていたご主人。「主な生活空間は1階に集めました。年を取った時にもその方が便利ですし」。ほかにも慌ただしい朝の生活パターン、子ども達に身に付けさせたい習慣など、機能面には家族のライフスタイルをしっかり反映。そこに心地いい空間をつくり出すデザインが一緒になり、唯一無二のマイホームが完成した。「夫婦そろって地元出身なので、たくさんの友人が気兼ねなく遊びに来て寛いでもらえる住まいにしたい」と、人が集まる時間も楽しみにしているCさんご夫妻だ。
取材に訪れるといきなり雨が降り始め、坪庭のウッドデッキや木々の葉はしっとりと濡れていた。しかし間もなく雨がやんで日が出てくると、坪庭の中には光が差し込み、乾き始めたデッキに木の影が揺れる。ガラスの向こうには水玉を乗せて明るく輝くヒメシャラの木。自然の美しさで満ちるこの空間が、幼い家族の心を豊かに育んでいくに違いない…そう思わせる瞬間だった。
(ナガノの家 2018年秋・冬号 vol.10掲載)
大きな吹き抜けのリビングは、坪庭側と反対側にも大きな窓があり、上にも外にも視線が抜けて開放感抜群。2階に見えるドアは子ども部屋のもの。開けておけばまるでリビングの一部のようなつながり感あるレイアウト
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株式会社ライヴィング