長野市 ／ BEANSモデルハウス

シンプルに私色の暮らしづくりを「自分らしさが叶う家」

　創業より積み重ねた確かな経験則と、熟練の技術によって良質な木の住宅を手掛け続ける小山木材。住み手にとってあまりにも情報過多な時代となった今、同社の小山社長が新たに提案するのは「シンプルな木の家を、住む人が自由にスタイリングできる」コンセプトハウス『ＢＥＡＮＳモデルハウス』だ。
　切妻の大屋根や伝統的な縦格子があしらわれた和の外観は、歴史ある松代町の街並みに調和するようにたたずむ。玄関をくぐるとまず目に入るのは、大きなシューズインクロークとモダンな和室。さらに、ウッドデッキに面した吹き抜けのリビングダイニングへと続いていく。上質な自然素材を随所に使用したシンプルな空間設計は、色合いやデザインなど、住み手のセンスや個性を表現するインテリアコーディネートを可能にする。上質な素材と手仕事の温もりはそのままに、住む人ごとに自由に色づけできるその空間を、同社は「シンプルな器」と例える。「上質でシンプルな器は、個々の好みに合わせてどんな盛り付けをしても映えますし、毎日使っても飽きずにずっと楽しめます。家も同じで、住み手がその時々で叶えたいスタイルを受け止められる、最高の器でありたいと思っています」。
　同社がＢＥＡＮＳに込めた願いは、「毎日の暮らしを大切にした住まい」の提案だ。子育て世代を中心に広く支持されており、予約制で公開しているこのモデルハウスは見学者が後を絶たないのだとか。上質でシンプルな器の中に、お気に入りを自由に詰め込む家づくりを始めよう。（ナガノの家　2016年秋冬号　vol.6掲載）