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松本市 / 百瀬邸 / 夫、妻、長女、長男
百瀬さんご夫妻がこだわったのは「冬暖かく夏涼しい家」。特に寒がりのご主人にとっては最優先事項だった。エアコンの温風が苦手という奥さまも、サンプロモデルルームの床下エアコンを体感し、「これなら快適!」と導入を決めた。百瀬邸では床下エアコンの送風口は5カ所。暖気が1階全体に行き渡るだけでなく、リビングの吹き抜けを通じて2階へも自然と登っていく。2階の個室は吹き抜けを中心にしたコの字型に配され、子ども部屋やご夫妻の寝室へと暖かさが巡っていく設計だ。さらに家自体の大きさをコンパクトに抑え、入り組んだ廊下などの複雑な間取りを設けないというプランの工夫と、同社独自のダブル断熱工法による気密・断熱性能の高さがあいまって、床下エアコンだけで家全体がムラなく温まる家が実現した。
また隣の建物との兼ね合いで南側は開放的にしにくかったものの、代わりに遮るものがない西側を通風・採光に有効活用。物干し場にも使うウッドデッキを造作し、隣接するダイニングとキッチンの窓を大きく取った。デッキには庇を設け、キツい西日を遮っている。
「理想としたのは、家族の距離が程良く近いコンパクトな家。さらに設計も考え抜かれているし、断熱性は予想以上。悩まされていた結露がないのも本当にラク」と、性能の高さに大満足の奥さまの笑顔が印象的だった。
(ナガノの家 2017年春夏号 vol.7掲載)
和室方面からダイニングを望む。ダークブラウンのあらわし梁と化粧柱がアクセントのLDKは、隣家の関係であまり大きな開口部をつくれなかったが、吹き抜けのハイサイドライトやダイニングに設けた2方向の大きな窓、和室の窓などで十分な採光・通風を得ている。2階の格子の小窓の向こうは主寝室で、暖気を入れる目的も兼ねる