小坂建設株式会社 (長野市)

須坂市 / S邸

築120年の古民家と馴染む モダンな伝統構法の住まい

 今も土蔵造りの街並みが残る、古い通り沿いに建つS邸。築120年以上という母屋はその風格を生かすべく改修再生、築50年ほどの離れは取り壊して伝統構法で新築と、異なる工事を同時進行することとなりました。設計は京都の建築士・小野暁彦氏。既存の母屋と新築の離れをいかに違和感なくつなげ、かつ街並みに溶け込ませるか。さらに住宅が密集する土地柄、プライベートの確保と開放感のバランスもポイントとなりました。
 
 母屋と離れは各階とも廊下でつながり、1階は親世帯、2階は子世帯と生活空間をフロアで分離。離れ1階のリビング・ダイニングは、薪ストーブを囲んで一家が集えるゆったりした空間が広がっています。離れの2階はLDKのみという潔さ。2面に開けたウッドデッキと特注の大窓のおかげで、街中とは思えない開放感が満喫できます。スタイリッシュな見た目の中にも自然素材の温もりが同居し、これからも家族を見守り続けていく…そんな住み継がれる家が出来上がりました。

1階の焼杉と2階の漆喰塗りのツートンカラー、そしてシンメトリーに配された窓と差し鴨居がモダンな印象を与える伝統構法の離れ。既存の母屋(右側)とは違和感なくつながり、スムーズに生活できるよう動線にも配慮した。1階と2階は縦横幅が違うため、どの角度から見ても違う表情を楽しめる

詳細データ

  • 竣工年月/ 2016年 2月
  • 所在地/須坂市
  • エリア/長野
  • 階数/2階
  • 工法/その他工法
  • 延床面積/ 78.21㎡ ( 23.66坪 )
  • 1F/ 45.09㎡ ( 13.64坪 )
  • 2F/ 33.12㎡ ( 10.02坪 )

特徴

  • 地震に強い
  • 2世帯住宅

企業情報

長野市

小坂建設株式会社

長野県の住宅工務店