長野市
しなのいえ工房(株式会社アグリトライ)
しなのいえ工房(株式会社アグリトライ) (長野市)
須坂市 / E邸 / 夫、妻
ご主人の故郷である須坂市に、老後を過ごす家を建てることとなったEさんご夫妻。「一度家を建てた経験から、新居で重視したいことに迷いはありませんでした」と声をそろえる。それは暖かさと自然素材の味わい。特に県外出身の奥さまには信州の寒さ対策が大きな課題だった。「企業選びの一番のポイントは、どのような断熱方法を取っているかでした」というが、しなのいえ工房では、トリプルガラスの樹脂サッシと外壁に200㎜もの断熱材を使用することがスタンダードだったこと、自然素材を取り入れた住まいの実例が豊富なことから依頼を決めた。
「ふたり暮らしだから広い家は必要ないけど、息子家族や友人が訪れた時にゆったり過ごしてもらいたい」と要望したご主人に、設計担当の小嶋さんが提案したのは23坪の平屋。伸びやかな勾配天井のリビングは庭園に面するデッキと和室に続き、限られた空間ながら広がりが感じられる。階段やムダな段差がなく、建具のほとんどが引き戸というバリアフリー設計で、老後も安心して過ごせそうだ。
今はまだ二拠点暮らしを続けているが、「この家に帰ってくると、無垢の木の香りと肌触りでたちまちリラックスできます」とご夫妻。故郷での豊かで穏やかな暮らしを包み込む、生活に必要なものだけを厳選した“終の棲家”が完成した。
(ナガノの家 Vol.13 2020年 春・夏号掲載)
くつろぎの時間をゆったり楽しめる、木の温もりいっぱいのリビング。通常より勾配を急にしたスギの板張り天井のおかげで空間にメリハリが生まれ、伸びやかさと落ち着きの両方をもたらしてくれる。幅広の床材は北相木村産のカラマツで、「足触りが気持ちよくて、この家に着くとすぐ裸足になっちゃう」とご主人
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しなのいえ工房(株式会社アグリトライ)