長野市
しなのいえ工房(株式会社アグリトライ)
しなのいえ工房(株式会社アグリトライ) (長野市)
中野市 / M邸 / 夫、妻、長女、長男
北信濃に広がる、美しい里山の景色に溶け込むようなM邸。広さは求めず、暖かで自然素材に囲まれた快適な家にしたいというMさんご夫妻の希望を叶えたのは、高断熱住宅専門のビルダーである「しなのいえ工房」だ。暖房はFFストーブ1台だけ。室温を一定に保つために施した200mm断熱とトリプルガラスが、心地よく静かな環境をつくり出す。「とにかく暖か!以前住んでいた家が寒かったので、そのギャップに驚きました」と、寒い日も暑い日も室温が一定で快適だとご主人はご満悦だ。
26坪とコンパクトながら、素材感を統一した造作家具のおかげで見た目すっきり。交通量の多い西側に設けた玄関やホールがワンクッションとなり、リビングなどの居室へは騒音や人目が届かない。一方で里山に向かって東と南側に大きな開口部を設けた開放的なLDKには障子をフルオープンできる戸袋を造作し、のどかな風景や風に揺れる緑を室内から眺められるように配慮した。奥さまたっての希望は、バスルームを2階にすること。プライベート空間を2階に集約したことで、来客があっても子ども達は普段通りのペースで生活できて、気兼ねもいらないのが嬉しい。
長野県産の赤松など無垢材をふんだんに使った新居は、高い性能を誇りつつ光や風に満ちた開放感も実現。「出かけていても『早く新しいおうちに帰りたい』と長女が言うようになりました」と奥さま。この家の心地よさを一番満喫しているのは、まだ幼いゆづきちゃんかもしれない。(ナガノの家 2018年秋・冬号 vol.10掲載掲載)
肌触りが良く、温もりを感じる長野県産の赤松を床に。リビングの窓は、敷地東側にある桜の木やその奥に広がる里山の景色を眺められるよう配置した。柔らかに光を遮ってくれる障子を閉めれば、一気に和の雰囲気に変わるのも面白い
長野市
しなのいえ工房(株式会社アグリトライ)